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2016家計報告

※今回の記事はLibreOffice Advent Calendar 19日目の記事です。

火の車とかちかち山

今年は収入と支出がほぼほぼ一致する(若干支出のほうが多い)結果となってしまいました。ボーナスは全放出してしまったのでもうないんです。おそらくは電子機器類の大型投資が増えたのが原因だと思われます。一応12月はまだ計測していませんが、すでに基準ラインを突破しており赤字見込みとなっております。 なので、我々は経済を回しているという高い自負を持って、この支出の多さを誇りに思わないといけないわけでして(以下1024文字削除) このように、だいたいデータの上辺をなぞってここまで言及することができますが、やはり家計簿をLibreOffice Calcで管理している以上、上辺だけではないデータまで汲み取って自分の支出について反省していきたいものです。そこで、LibreOffice Calcの機能や関数を駆使して、自分の支出を省みてみましょう。

なお、参照するデータは昨年の私が執筆したLibreOffice Advent Calendarでの方式で作成した今年の家計簿を使用します。

rakugou.hatenablog.jp

記述統計量の算出

とりあえずまずは記述統計を見てみることにします。記述統計を見ることで、変数の扱い方をうかがい知ることができます。グラフを見ればアタリがついたりすることも有るかもしれませんが、項目が多い影響で非常に見づらいので、簡単に基礎統計量を算出してみましょう。 ツールバーの「データ」→「統計」→「基本統計量」を順にクリックしていき、 入力範囲のところが基本統計量を算出したい範囲続いて結果貼り付け先は任意のセルを指定してください。 グループ化は食費は縦に並んでいるので「列」にチェックします。そうして作成された出力が下記になります。

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表側を加えるとラベルまで計算してしまったり、表頭のラベルが「列1」になるので、適宜補ってあげる必要がありますが、基本的な統計量はだいたい網羅されているのではないのでしょうか。 面白いのが出力がすべて関数で出力されており、特にガジェット費を例にして標準誤差のセルを見ると

SQRT(VAR($B$4:$B$16)/COUNT($B$4:$B$16))

関数式が表示されます。1月から11月のガジェット費の分散をサンプル数(1円でもガジェット費の生じた月数)で割った数の平方根を出力していることがわかります。計算のメカニズムがわかるというのも面白いですね。 惜しむらくはLibreOffice Calc(ver5.1.4.2)は箱ひげ図非対応なので出力が出ても箱ひげ図がかけないというところでしょうか。

意外に日用品がばらつきが一番大きいっぽいですね。割とコンスタントに一定額出費していると自負していましたが。

寄与度の算出

ある費目の上下が全体にどの程度寄与しているかを示す寄与度を算出してみましょう。数字が大きいほど支出に貢献(?)している指標であると言えるでしょう。ちなみに、個々の寄与度の合計が、全体の伸び率と一致します。 算出方法を、食費を例にして示すと

(前期の食費-今季の食費)/前期の全体消費

という式で算出することができます。 例として、割と全体支出の差が少なかった*13月〜4月、4月〜5月の寄与度を算出してみます。 算出した結果が下の画像になります。なお、前期のデータを参照する必要が有るため、3月の寄与度は示されません。

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算出した結果3-4月ではガジェット費、その他、教育費が上ブレ要因であることがわかります。図書カードでも買ったかな。 一方、交際費、食費、日用品が下ぶれ要因であるということが分かります。 多分ガジェットや書籍を買って、終日引きこもっていた4月だったのでしょうか。

また、4-5月では3-4月と比べて寄与度が全体的に小幅です。その中で大きく影響を及ぼしているのが、教育費、その他の下ぶれ、日用品、食費、趣味娯楽費の上ぶれの影響が大きいです。QOLをお金の力で高めようとした痕跡が見られます。何かあったのでしょうか。

移動平均の算出

生活の支出は季節によって変動します。 年末のクリスマスには出費が多くなったり、夏は行楽シーズンや冷房の多用で出費が増え、6月と12月はUbuntu Offline Meetingに参加するための交通費が必要になったりします。また、冬は朝起きることができず弁当が作れないため、外食の増加に伴い食費が増えるかもしれません。 そこで移動平均を使うことで、季節の影響を弱め、長期的な出費傾向が捉えやすくなります。 移動平均の算出方法はメニューバーの「データ」→「統計」→「移動平均」と進めていきます。

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入力範囲のところが移動平均をかけたい項目、今回は食費の項目11ヶ月分を選択します。 続いて結果貼り付け先は任意のセルを指定してください。 グループ化は食費は縦に並んでいるので「列」にチェック。 パラメータは何ヶ月分の平均を取るかを設定するのでここでは「3」と設定しておきましょう。

このようにして移動平均が下記の左側のように出力されます。ちなみにグラフはこちらで付け足しました。

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が、2月の部分に平均が出ているのは1月から2月の2ヶ月分の平均しか出力されないのでカットしたほうがよいでしょう。また、1月〜3月の平均は、元の食費の2月分と比較することが望ましいため、整形した結果がこちらになります。

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上記を見ると、各月の食費より移動平均のほうが折れ線の動きが緩やかであることがわかるでしょう。 平均だと9月に食費がピークとなり、4月にガタンと落ちて、あとはそこまで乱調がない状態ですが、 移動平均を見ると春に食費が減って、秋に食費が増えているという傾向性が読み取れるでしょう。まさに食欲の秋でしたね。

まとめ

移動平均はなるほどと思いましたが、あまり目からウロコのデータはここでは抽出できませんでしたね。データ自体かなり恣意的にカテゴリを振り分けたものなので、客観性に欠けています。ここまで家計簿を分析して楽しむのであれば、簿記とか勉強してちゃんと種別を振り分けてみるのも面白いかもしれません。

*1:大型ガジェットの支出があったりした月は支出がブレブレになりますからね。