和歌浦フォトウォーク

本当は友ヶ島に行くつもりでした。そのために朝は早起きして気合を入れてチャーハンおにぎりを自作して周到に準備を重ねて...にもかかわらず、友ヶ島汽船が終日欠航というハプニング。当日の天気予報は晴れで、夕方最終便着いたあと駅に移動する最中に雨が降られるかなぁといった感じでしたし、実際出発時は雲がちでしたが晴れてはいました。流石にこれは予想できなかったため、プランBを考えることがないまま、期待を膨らませたなんば駅で欠航の話を目にしたのです。

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とりあえず和歌山まで行くとして、あとはどうするか...ということで、和歌山市駅からバスで和歌浦に行くことにしました。昔片男波で泳いだことがあるからか海水浴場というイメージでしたが、真冬ですし街歩きをしてみることにしました。日本の名勝地らしいですしね。

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今回のルートはガイドマップから紀三井寺をカットした逆回りルートで、和歌浦バス停→観海楼*1→不老橋→玉津島神社(今回はスルー)→紀州東照宮和歌浦天満宮→蓬莱岩→高津子山展望台→和歌浦口バス停というルートです。写真撮りながらで実質3時間くらいでしょうか。

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紀州東照宮日光東照宮と並んで、徳川家康をご祭神とする神社です。 社殿や門が鮮やかな朱色で、江戸の中興の威光が残る佇まいでした。Velviaで撮っておけばよかったかなぁ。

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和歌浦天満宮太宰府天満宮北野天満宮と並ぶ三菅廟*2で、 先述の紀州東照宮とほど近いところにあり、一緒に観光することができます。

個人的には観海楼があることもあり鞆の浦と似たイメージがありましたが、港町としては似てるところもありますが、楽しみ方も全く違う印象でした。鞆の浦は整備された町並みを楽しむといった感じですが、和歌浦は上から俯瞰して眺めるのが良かったですね。紀州東照宮和歌浦天満宮もそうですが、かなり急な石段を登り切ってから振り返った景色は秀逸です。

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周囲の山より頭一つ抜けて高い位置にある高津子山展望台からの景色は、遮るものもなく広々としています。ここから望遠レンズで紀の川の向こう側の住友重工の工場夜景を切り取って撮影するのも楽しそうですが、街灯は見当たらなくって夜は暗いですし、撮影してから帰る手段がなさそうです。

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時間があったので昼からは和歌山城へ、思った以上にコンパクトな西の丸庭園(紅葉渓庭園)と天守閣です。秋には名の通り紅葉が映えるいい空間なのすが、冬なので侘び寂びを感じさせるシンプルな色彩でした。特徴的な御橋廊下は映えますね。天守閣で見た写真を模倣してみましたが、天守閣と御橋廊下の2ショットは絵になります。

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今回の写真、かなりシャープに写っていて感動しきりでした。貴船の写真は夜で三脚なしという難しい状況もあったからか、シャープでない写真が多かったので、今回は大丈夫だろうかと心配していましたが、随分綺麗に撮れています。やはり単焦点の力は偉大ですね。普段は割と広角めで撮影することが多いので、今回は展望台の写真を除いてほぼXF35mmF1.4 Rで撮影したので、それが効いているのでしょうか。流石は神レンズ。ひらくPCバッグを買ってからというもの、荷物の軽量化にともなって機動性が増したので、軽量で小型の単焦点のレンズに絞って、軽々と日帰り旅行を楽しんでいきたいものです。

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*1:ただし、台風の影響か地震の影響か、島に行くルートがガタガタで立ち入ることができませんでした。

*2:菅原道真公を祀っている