奈良早朝撮影反省会

お疲れ様でした

光に照らされた美しき神の使い、鹿を撮影するために日の出前に奈良に着きたかったけど、結局着けなかったところから歯車が狂いだして…というストーリーです。まあ初めてだし、天候に左右されることもあるイベントなのでこういう失敗もあるでしょうというお話。

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反省点

  • X-T2とフジのレンズ群、逆光に非常に弱い気がする*1。レンズを撮影最中にもこまめに磨いていないのは私の過失としても、油断するとすぐゴースト、フレアが出てくる。光の線を出現させるように向けると必ずと言っていいほど出てくるので、フレアはまだしもゴーストは現像の際に何らかの処置が必要な気がする。

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  • 「光のラインを綺麗に映すにはどうすればよいか」というノウハウがない。絞りを十分に絞ってみればいいやという発想しかなかったが、根本的な問題はそこではなかったようだ*2
  • 露出を下げるといいらしいということが書いてあったり、上げろと書いてあったりするものがあるのも難しい。これはゴーストを目立たせないように下げるのか淡い光を目立たせるために明るくするのか、謎なところがある。
  • また天候もあるようだ。今日は昼こそ晴れていたものの朝方は曇りがちだったのでなかなか撮影できませんでした。冬は光の筋が出にくいとあったり寒暖差があると空気中の水蒸気が多くなるので出やすいとあったり出典によってまちまち。
  • これに関してはどちらかというと明暗差があるエリアのほうが光の筋がわかりやすいという説を推したい*3春日大社まで踏み込んだのですが、そういうスポットがなさげだったのと、高低差が激しかったので参考にしてた構図にはならないなぁと思ったのと、そもそも鹿が少なかったので撮影のしようがなかった。
  • 「グレードの高いレンズでは撮影しにくい」という情報もあったのですが、そこはどうなんでしょうか。絞りの羽の数とか構成レンズ枚数とかあまり気にしてなかったよ…
  • 望遠より広角の方が光を取り込みやすくて、光の筋を出しやすかったと思う。ただ、頭に近付けば突かれたり*4噛まれたり、後ろに近付けば腹を蹴られるのでいくら人慣れした鹿さんとはいえ、至近距離で撮影(に没頭)はしないほうがベターなので悩ましいところ。
  • X-T2の縦位置シフトがすごく役に立った。これは他の機種にはないいいところだなぁ。とはいえ、やっぱり持ちにくいのでバッテリーブースターとか(予算があれば)欲しいところ。

まとめ

今回に関しては勉強と経験と技術と運が必要ですね。なんというか、自然を前に負けた印象があります。今回の撮影を反省して、精進していきたい所存です。

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*1:ちょっと前に使っていたα6000はそこまで逆光でのゴーストやフレアに困らせられるようなことはなかった気がします。

*2:下調べしてみたところ、モノによるとF22とかきわっきわまで絞るといいと書いてあったり、回折現象もあるのでF8〜11でいいよって書いてあるものもある。

*3:奈良公園には「知る人ぞ知るスポット」があるらしいが、私もそこに辿り着けていない。

*4:この時期は角切がほぼほぼ終わっているので、牡鹿でも角がない個体が殆どですが、中には角が生えかけの個体や、まだ切られていない個体も何頭かいるので注意が必要です。